オリジナルTシャツの作り方を解説!自作する際の手順、ポイントも

2024-07-28 ブログ

オリジナルTシャツの作り方を解説!自作する際の手順、ポイントも

オリジナルTシャツを作る方法は、100円ショップでツールを揃えたり専用のキットを購入したりして自作する方法や、専門店にオーダーする方法などさまざまな選択肢があります。この記事ではオリジナルTシャツを作る4つの方法を解説し、オリジナルTシャツの専門店へ依頼するメリットを合わせて紹介します。自作する方法を知りたい方や、どの方法で作るか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

オリジナルTシャツを作る4つの方法

アイロンプリント

ステンシルプリント

シルクスクリーンプリント

オリジナルプリント専門店に依頼する

アイロンプリントでTシャツを作る手順

ステンシルプリントでTシャツを作る手順

シルクスクリーンでTシャツを作る手順

オリジナルTシャツ作りは専門店に依頼するのがおすすめ

失敗する可能性がない

クオリティの高いTシャツが作れる

デザインの相談ができる

最短翌日での作成も可能

まとめ

 

オリジナルTシャツを作る方法

オリジナルTシャツを作る方法は、おもに「アイロンプリント」、「ステンシルプリント」に加え、「オリジナルプリント専門店に依頼する」方法があります。それぞれ詳しく紹介します。

アイロンプリント

「アイロンプリント」とは、デザインを施したアイロンプリント用のシートをアイロンの熱でTシャツに圧着する方法です。アイロンプリント用のシートは台紙・カラー層・ホットメルト層の3層からできており、糊の成分が含まれたホットメルト層がアイロンをかけることで溶け出して、Tシャツにデザインが移る仕組みです。準備するものは、Tシャツとアイロンプリントシートのみです。
アイロンプリントシートには、ラバーシートと転写シートの2種類があります。「ラバーシート」はすでにデザインされたもので、100円ショップや手芸店、インターネットなどで購入できます。「転写シート」は、自分で転写シートに印刷してオリジナルのアイロンプリントを自作できるシートです。自分で好きなようにデザインしたものを自宅のプリンターなどで印刷して作れるため、デザインの自由度は高まります。ただし、転写シートの多くはインクジェット対応のプリンターでなければ印刷できない点に注意が必要です。

ステンシルプリント

「ステンシルプリント」とは、デザインに合わせてくり抜いた台紙をTシャツにのせて上からペイントする方法です。ステンシルシートと呼ばれる台紙をカッターナイフなどでデザインに合わせてくり抜き、Tシャツに置いてから布用のインクなどをポンポンと染みこませます。ステンシルシートの穴の空いた部分だけインクがのる仕組みです。
ステンシルシートは専用の市販されているものもありますが、クリアファイルやクッキングシートなどでも代用できます。重ね塗りしてマットに仕上げたり、濃淡をつけて風合いを出したりと、ペイントによって調整できるのがステンシルプリントのよさです。

シルクスクリーンプリント

「シルクスクリーン」とは、網目状の版(スクリーン)に孔(あな)を開け、孔の部分にインクを落として印刷する方法です。一般的には家庭での製作は難しいものです。1色ごとに版を作る必要があり、2色なら2つの版を作ることになります。シルクスクリーンの技法は、古くから衣類のプリントに使われています。スクリーンにシルクが用いられていたことから、シルクスクリーンと呼ばれています。現在は、シルクを使わずメッシュ素材を使うのが一般的です。
シルクスクリーンプリントはスクリーンやフレーム、スクレーパーなどの準備が必要で複雑な作業となります。

オリジナルプリント専門店に依頼する

オリジナルTシャツを専門店に依頼する方法もあり、Webサイトなどで検索すると専門店が多数でてきます。依頼方法は、Tシャツの素材・カラー・サイズなどを選んでデザインを入稿し、プリントする位置を決めて注文する流れが一般的です。

デザインは、完全にオリジナルのものを作成することも可能です。専門店で用意されているサンプルのなかからデザインやイラスト、フォントを選んだり、ラフデザインを渡してプロのデザイナーに仕上げてもらったりできるサービスもあります。

アイロンプリントでTシャツを作る手順

アイロンプリントの作成手順は以下のとおりです。

  1. アイロンプリントシートを準備する

ラバーシートを購入するか、転写シートにオリジナルデザインを印刷します。アイロンプリントはTシャツに圧着した際に左右反転するため、転写シートは左右反転してデザインを印刷する必要があります。

  1. デザインの形にカットする

シートのデザインの縁(ふち)部分をハサミでカットします。濃い色のTシャツにプリントする場合は、デザイン周りの白地部分を残しておくのがポイントです。

  1. アイロンで圧着する

Tシャツにシートを置いて、上からアイロンをかけて圧着します。アイロンの温度は、シートの商品説明に記載されている温度に設定します。少しずつアイロンを動かしながら、適度に抑えてゆっくりと圧着します。

  1. 冷ましてからシートを剥がす

圧着できれば、しばらく放置して冷まします。冷めていることが確認できたら、端からシートをゆっくりと剥がします。無理に剥がすと、圧着した部分まで剥がれるため慎重に行いましょう。

  1. 仕上げシートを圧着する

圧着した部分に仕上げ用のシートを置いて、再びアイロンで押さえます。

  1. 仕上げシートを剥がして完成

仕上げシートも冷ましてから剥がして完成です。

ステンシルプリントでTシャツを作る手順

ステンシルプリントの作成手順は以下のとおりです。

  1. デザインの下絵を作成

作成したデザインを印刷し、デザインのサイズに合わせてカットします。細かいデザインは、うまくカットできなかったりインクがにじんだりして失敗する可能性が高いです。初めての場合は、シンプルなデザインがおすすめです。

  1. クリアファイルを準備する

クリアファイルは接着部分を切って、1面だけを使用します。下絵のサイズに合わせてカットしましょう。下絵の表面をクリアファイルにマスキングテープで貼り付けます。しっかりと固定しないとカットの工程でずれてしまい、仕上がりに影響が出るため注意が必要です。

  1. ステンシルシートを作成

下絵に合わせてクリアファイルをカッターで切り抜きます。誤って切り落としてしまわないように、慎重に切り抜きましょう。もしも大事な部分を切り抜いてしまったら、セロテープなどで補強すれば大丈夫です。切り抜きが終われば、ステンシルシートの完成です。

  1. ステンシル作業の準備

Tシャツの内側に新聞紙を敷きます。Tシャツの反対側の面までインクが染み込むのを避けるためです。Tシャツとステンシルシートをマスキングテープで固定します。途中でステンシルシートが動くとデザインがずれてしまうので、しっかりと固定してください。

また、ステンシルシートのサイズが小さい場合は、インクがステンシルシートの外側まではみ出すという失敗もあります。そのため、マスキングテープでステンシルシートの周囲を保護しておくと安心です。

  1. ステンシル作業

ステンシルシートの上からインクをのせる作業です。小さく切ったスポンジにインクを付けて、薄く優しくポンポンと繰り返してインクをのせていきます。インクをつけすぎたり強く押しすぎたりすると、ステンシルシートとTシャツのすき間にインクが漏れ出てしまいうまくプリントできません。

一度で思い通りの色を出そうとせず、重ね塗りして濃さを出していくのがポイントです。あえてムラを出して、手作りの風合いを出すのもおすすめです。

  1. 乾燥させる

ステンシル作業が終わったら、ステンシルシート上のインクが乾くまで剥がすのを待ちます。剥がす際に余分なインクがTシャツにつくことを避けるためです。ステンシルシートのインクが乾燥すれば剥がし、その後Tシャツのインクをしっかりと乾燥させます。

  1. 洗濯する

ステンシル作業が終わったら、着用する前に一度洗濯します。ほかの洗濯物に色が移ってしまう可能性もあるため、Tシャツ単体で洗濯しましょう。

シルクスクリーンでTシャツを作る手順

シルクスクリーンプリントは、一般的には家庭で作成するのは難しいです。

【版を作る3つの方法】

  • 特殊なライトを当てる方法

表面に特殊な材料が塗布されたメッシュを使い、デザインをOHPフィルムに印刷して専用のメッシュに貼り付け、ライト(ジェルネイルなどで使用する)を照射して作る方法です。

  • 特殊なインクを塗る方法

メッシュに鉛筆などでデザインを下書きして、下絵を専用のインクでなぞる方法です。専用のインクの部分だけがインクが通るようになる仕組みです。

  • カッティングシートを切り抜く方法

デザインに合わせてカッティングシートを切り抜いて、メッシュに貼り付ける方法です。カッティングシートが貼り付けられた部分だけインクが通らず、デザインできる仕組みです。

 

上記いずれかの方法で版を制作できれば、以下の工程に進みます。

  1. メッシュをフレームに固定する

キットを使用する場合は、付属されていることがほとんどです。100円ショップなどで揃える場合は、写真立てやコルクボードなどの枠部分を使います。タッカーやボンドなどを使って、メッシュをフレームにしっかりと固定すれば版の完成です。

  1. Tシャツの中に段ボールを挟む

プリントする部分の内側に段ボールを入れます。こうすることでインクが裏面まで付着することを防ぎます。

  1. プリントしたい部分に版を置く

Tシャツの上に版を置いてプリントしたい位置を決めたら、重石などを置いて固定します。

  1. インクをのせる

いよいよTシャツにインクをのせる作業です。版のデザイン上部の空いているスペースに、プラスチックスプーンなどを使ってインクをたっぷりと横長に置きます。

  1. スクレーパーでインクを伸ばす

スクレーパーなど、ヘラ状のツールで上部から下に向かってインクを伸ばします。力を均一に入れながら、デザイン全体にインクがつくように伸ばします。

  1. 版をはずして乾燥させる

インクを伸ばしたら、Tシャツから版を外して乾燥させたら完成です。版は洗って乾かせば、繰り返し使用可能です。

オリジナルTシャツ作りは専門店に依頼するのがおすすめ

オリジナルTシャツ作りを自作する場合、時間や手間がかかり失敗する可能性もあります。そのため、オリジナルTシャツ作りは専門店への依頼がおすすめです。

失敗する可能性がない

オリジナルTシャツの制作を自作する場合、ほとんどの方が初心者だったりあまり作り慣れていなかったりすることでしょう。「インクがキレイにのらなかった」、「インクがにじんでしまった」など、制作者のセンスやスキルに影響される可能性もあります。

また、失敗を重ねるとTシャツを無駄にしてコストもかかってしまう懸念点もあります。しかし、経験や実績豊富な専門店であれば、失敗する可能性はないため安心して依頼できます。

クオリティの高いTシャツが作れる

専門店であれば品質が安定しており、大量にオーダーしても同じ仕上がりになります。プリント位置のズレ、インクの濃淡といった個体差が生まれることはありません。市販されているTシャツのような高いクオリティが期待できることはもちろん、洗濯してもインクが落ちるといった心配もないでしょう。

デザインの相談ができる

専門店では数々のオリジナルTシャツ制作に関わっているため、デザインの相談ができる点もおすすめの理由です。制作の際に意見がまとまらない場合も、プロから意見をもらったり判断してもらったりしてデザインを制作できます。
また専門店では、Web上や店舗にてデザインサンプルや過去の制作例が紹介されていることもあります。デザインに自信がなければ、サンプルを使用したり制作例からインスピレーションを受けたりしながら、デザインを仕上げられることもメリットです。

最短翌日での作成も可能

オリジナルTシャツの専門店では一般的に2週間ほどの納期が目安ですが、最短翌日発送としている専門店もあります。自作する場合は一度に大量に制作することが難しく、時間がかかってしまう点が懸念点です。そのため、納期が少ない場合や大量にTシャツを制作しなければならない場合は、オリジナル専門店に依頼することをおすすめします。

まとめ

オリジナルTシャツの自作方法はそれぞれ必要なツールや制作手順も大きく異なるため、自分に合った方法にチャレンジしてみましょう。反対に自作する方法だと仕上がりに不安がある方や制作時間がない方、大量に作る必要がある場合は専門店への依頼がおすすめです。オリジナルTシャツの制作は、ぜひスパークルまでお問合せください。

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